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2024年10月13日(日)   長津田・大石神社例大祭 
 住まいする長津田の氏神様は、旧大山街道沿いの小高い丘に鎮座する大石神社。秋の例大祭は秋晴れに恵まれ、大勢の氏子たちが参拝して祭りを盛り上げている。境内には、露店がいくつも店を出し、神楽殿では「おかめ」と「ひょっとこ」が太鼓、笛のお囃子に合わせて厄払い、疫病除けの神楽を奉納している。自然と参詣人たちの心もわくわく、そわそわと高揚してくる。
 街中には、
 色とりどりの花を飾った花傘が立てられ、わずかに吹く風によって音もたてずに回転して美しいそして、祭りの華と言えばお神輿、近年、担ぎ手不足のために町内だけでは人手が足りず、各地の神輿愛好家の団体が相互に担ぎ手を融通しているとのこと、ここでもお隣の町田市の「青友会」の助っ人などが多くの協力者の助けを得て大石神社の神輿渡御(とぎょ、神輿を担いで街を練り歩くこと)は進んでいく。
 
大石神社境内

大石神社 おかめとひょつとこの神楽
 
街を飾る花傘

神輿の担ぎ手(町田「青友会」) 粋な鉢巻・法被、
右手に和手ぬぐいで作った手提げ、左手に焼酎の紙パック

 大石神社と記した提灯2基に先導されて、長津田駅北口を渡御する大石神社の神輿は交通留めを行っていないため、警備員の交通整理に従ってゆっくりと進む。担ぎ手の着る法被はいろいろとあり、複数の団体が協力して担いでいることがわかる。
 神輿はJR横浜線と東急田園都市線の線路を渡り、日没間際に長津田駅南口の広場に渡御する。そして、駅前では八王子大太鼓がここぞとばかりに太鼓の音を一層響かせて神輿を迎え、駅前に集まった観客も神輿にカメラを向け、心を高揚させて神輿の成り行きを見つめる。
 祭りの総代というのであろうか、まとめ役が拍子木で神輿を所定の位置まで誘導するが、なかなかうまくいかないようでダメ出しが続く。そのたびに神輿は後ろに下がり、再び総代の指示に従い、所定の場所に「ワッシヨイ、ワッショイ」の調子を合わせて担いでいく。4~5回のやり直しで、やっと総代の拍子木を持つ両手が上方に掲げられ、無事に神輿は所定の位置に治まり、総代は深々と頭を下げて感謝を表す。
 長津田駅南口で行われた儀式の仕来りはまったく分からないが、神輿には氏神様が鎮座しているといわれるので、渡御の終わりのけじめを付けて大石神社に向かう必要があるのであろう。このあと、神輿は総代を乗せて静々と大石神社に向かっていく。

   
 
長津田駅北口を神輿巡行

長津田駅北口を神輿巡行
 
長津田駅南口広場に向かう神輿

長津田駅南口に渡御した神輿には少年が乗り、見栄を切る

お神輿を迎える八王子大太鼓 

お神輿治め開始
 

お神輿治め達成

お神輿治め終了


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